パンを、ちょっとこだわって作ってみました。Vol.11 ベーコンエピその3(くじら亭のミニチュアものづくり)

今回で、ベーコンエピを完成させたいと思います。

前々回の記事で作ったベーコンエピの生地を焼き上げるのと、ベーコンを挟み込む作業を実施します。

※ 当記事は、ミニチュアフードをご自分でお作りの方に、実際の作品の作る過程をネタに、ちょっとした(やや高度な)テクニックや道具・材料の紹介をしたいな、と思って書いています。基本的な道具や材料の使い方までは当記事ではお伝えできないので、ミニチュアフードを作ってみたい、作り方を知りたいと思っている方は、日本ミニチュアフード協会認定コース(基礎・応用)を受講されることをお勧めします。

ベーコンエピの生地を焼き上げました。(早っ)

早速ですが、ベーコンエピの生地を焼き上げました。

基本的には、オリジナル絵具のふんわり焼き色にアクリル絵の具のオレンジを少し混ぜたもので焼き色を付けています。
そして、ところどころ焦げたところに、色鉛筆でアクセントを付けています。

色鉛筆、アクセントをつけるのに便利なので、茶色系を何色か持っておくと便利です。

そしてベーコンを挟み込んでいきます。

下の写真の様なベーコンを作りました。

作り方は次回に紹介します。ベーコンエピに挟むベーコンはほとんど見えないのでこんな感じでOKです。
(厚切りベーコン等にするには、ちょっとシンプルすぎますが)
軽く焼き色を付けてあります。

ベーコンを1mmの長さに千切りし、焼き目を付けておきます。

下の写真の様に、ベーコンエピに挟み込めるように、ベーコンを1mmの長さに千切りし、焼き目を付けています。

よく見るとわかるのですが、焼き目(焦げ目)は1辺だけに付けています。
本物のベーコンエピでも、表面に出ている部分しか焦げていません。

この状態で丸一日放置して、絵具が完全に乾くのを待ちます。

ベーコンを水につけて、柔らかくします。

ざるそばの時のように、ベーコンを水につけて、柔らかくします。

クリアファイルの上に、1mmの千切りにしたベーコンを広げて、霧吹きで水をかけています。
ベーコンはよく乾燥させておかないと、この時に焦げ目をつけた絵具が溶け出してしまいますので、この作業の前によく乾かしてくださいね。

5分ぐらいすると柔らかくなりますので、ピンセットでつまんで、ベーコンエピの生地の隙間に挟み込みます。

接着剤は生地につけておくと作業がしやすいです。

接着剤は、ベーコンには付けずに、写真の様に、縫い針等を使って生地に付けて(というより、少し水で薄めて流し込む感じです)おくと作業がしやすいです。

ベーコンにつけてしまうと、ベーコンが丸まってしまったときに離れなくなったり、別のところに引っ付いたりですごく作業がしにくいです。

仕上がりが下の写真です。

ベーコンを挟み込み終わったベーコンエピです。

ベーコンを挟んだ後で、全体を眺めなおすと、鉛筆で付けた焦げ目がちょっと周りと差があったので、
軽くタミヤ社の「焼き色の達人」で表面を整えて、最後にクレオス社の「トップコート」を吹いています。

これでベーコンエピ完成です。

次回は、ベーコンの作り方を描きたいと思います。

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