ジャックオランタンを作ってみました。Vol.3 (くじら亭のミニチュアものづくり)
くじら亭です。こんにちは。
今回も、拙文を読んでいただきありがとうございます。
前回は、LEDキャンドルライトからLEDを取り出すところをやりました。
今回は、そのLEDをジャックオランタンに組み込んでいきたいと思っています。
前回は、少しはんだ付けを行いましたが、今回はいつもの粘土に戻りますので、ご安心ください。
※ 当記事は、ミニチュアフードをご自分でお作りの方に、実際の作品の作る過程をネタに、ちょっとした(やや高度な)テクニックや道具・材料の紹介をしたいな、と思って書いています。基本的な道具や材料の使い方までは当記事ではお伝えできないので、ミニチュアフードを作ってみたい、作り方を知りたいと思っている方は、日本ミニチュアフード協会認定コース(基礎・応用)を受講されることをお勧めします。
目次
- 前回の最後に、LEDをジャックオランタンに組み入れてみましたよね。(再掲
- LEDの光の中心が前すぎます。
- LED自体はプラスチックなので、プラスチック用ののこぎりで切ってしまいます。
- 切り取った後です。
- 先を削った効果を確認します。
- ジャックオランタンの中は光の漏れを防ぐために真っ黒に塗っておきます。
- 回路の光る部分を茶色に塗っておきます。
- LEDの端子がショートしない様に、端子の間にビニールテープを貼っておきます。
- 端っこも曲げてLEDの端子を包み込んでおきます。
- ジャックオランタンの本体も作っていきます。
- Tピンのつぶした部分を、ジャックオランタンの上部にあたるようにします。
- ジャックオランタンの後ろ半分にLEDを固定します。
- ジャックオランタンの顔の部分を木工用ボンドで固定します。
- ジャックオランタンの完成です。
- ですが、次回はロリポップの作り方です。
前回の最後に、LEDをジャックオランタンに組み入れてみましたよね。(再掲
前回の最後に、LEDをジャックオランタンに組み入れてみましたよね。
前回、「目から漏れた光がまっすぐに前を照らしています。まるで戦闘ロボットが目からレーザービームを出しているようですね。
LEDの光はろうそくの光と違って直進性が強いのでこうなるのですが、このままだと雰囲気がちょっと出ませんよね。」と書きました。
今回は、このあたりの光加減の調整等を行っていきます。
LEDの光の中心が前すぎます。
LEDの光は、下の写真の右側の丸い部分が凸レンズになって、ここで光を集めるんですね。
集まったばっかりの光が「目」や「口」の開口部から出るのでレーザービームの様になっていました。
この凸レンズを削って光が集まらない様にします。
LED自体はプラスチックなので、プラスチック用ののこぎりで切ってしまいます。
LED自体はプラスチックなので、プラスチック用ののこぎりで切ってしまいます。
LEDの中を見て、銀色の回路部分は切らない様にします。
切り取った後です。
切り取った後です。
ちゃんと、回路と切断面の間が空いています。
切断面がちょっと斜めになっていますが、まぁ、これでOKとします。
先を削った効果を確認します。
先を削った効果を確認するため、再度LEDをジャックオランタンに組み込んで点灯させてみます。
最初の写真と相当違うのがわかるかと思います。
レーザービームでは無くなって、広く周りを照らしていますよね。
ジャックオランタンの中は光の漏れを防ぐために真っ黒に塗っておきます。
ジャックオランタンの中は光の漏れを防ぐために真っ黒に塗っておきます。
ジャックオランタン全体がぼんやり光ったり、粘土が薄い部分から、光が漏れることを防ぐためです。
回路の光る部分を茶色に塗っておきます。
回路の光る部分を茶色に塗っておきます。
正面からジャックオランタンを見たときに、目や口から回路の部分が見えてしまうと、そこだけが明るすぎることになります。
それを防ぐために、正面から見て回路が見える部分に茶色を塗っておきました。
LEDの端子がショートしない様に、端子の間にビニールテープを貼っておきます。
LEDの端子がショートしない様に、端子の間にビニールテープを貼っておきます。
この後、LEDは粘土で固定するので、粘土の乾燥後はショートすることはないのですが、念の為に。
端っこも曲げてLEDの端子を包み込んでおきます。
端っこも曲げてLEDの端子を包み込んでおきます。
これでショートはしないはずです。
ジャックオランタンの本体も作っていきます。
ジャックオランタンの本体も作っていきます。
写真はアクセサリー等を作るときに使う、Tピンの先をつぶしたものです。
これでジャックオランタンをぶら下げます。
リード線でもつながるのですが、リード線だけでぶら下げると荷重がかかりすぎてリード線が外れてしまう可能性が有るからです。
はんだ付けしているから、まぁ、大丈夫なのですが、念のため。
#電子工作は慣れていないので、「念のため」が多いです.....
Tピンのつぶした部分を、ジャックオランタンの上部にあたるようにします。
Tピンのつぶした部分を、ジャックオランタンの後ろ半分の上部にあたるようにします。
ジャックオランタンの後ろ半分にLEDを固定します。
ジャックオランタンの後ろ半分にLEDを固定します。
LEDをジャックオランタンの後ろ半分の中に入れて、隙間に粘土を詰めて固定します。
固定するだけなので、粘土を奥までぎゅうぎゅうに詰める必要は有りません。手前だけで良いです。
その際、下の写真の様に、Tピンの横からリード線が出るようにします。
リード線が、Tピンとジャックオランタンの間に挟まらないようにしてくださいね。荷重がかかって断線する可能性が有るので。
ジャックオランタンの顔の部分を木工用ボンドで固定します。
ジャックオランタンの顔の部分を木工用ボンドで固定します。
接着の後、必要であれば隙間に粘土を詰めたり、溝を掘りなおしたりして、最後に全体をオレンジで塗装します。
この時、溝の部分を少し濃い色(オレンジにちょっとだけ茶色を混ぜる感じです)で塗ったりすると立体感が出ます。
ジャックオランタンの完成です。
これで、ジャックオランタンの完成です。
この後、木にぶら下げて、ツルを作ります。
ですが、次回はロリポップの作り方です。
「この後、木にぶら下げて、ツルを作ります。」と書いたのですが、ハロウィンを前に、木やツルの作り方はちょっと先延ばしして、次回からは、ロリポップの作り方を先にご紹介したいと思います。写真はまだ試作の段階で、記事ではもう少し雰囲気が変わると思います。
このロリポップ、何回も失敗して最近やっと完成させた作り方でして、ハロウィンを前にこちらの方が皆さんの制作の役に立ちそうなので、順番を入れ替えてご紹介いたします。
ロリポップができたらその後、木からぶら下げる部分から再開したいと思います。
ということで、次回ロリポップの作り方もよろしくお願いいたします。
-------------------------------------------------------------------
前後の記事