フルーツタルトを作ってみました Vol.1(くじら亭のミニチュアものづくり)

今回からは、「フルーツタルト」を色々作っていきたいと思います。

私がミニチュアフードを作り出したころ(認定コースに通う前ですが)に本を見ながら作ったイチゴタルトが有るのですが、それを今見なおすと、不満な部分が結構あります。このまま、昔のイチゴタルトを飾り続けるのも嫌なので、イチゴタルトを今の技術で作り直すのと、ついでに他のフルーツもチャレンジしようかと思い、それをそのまま記事にすることにしました。

ということで、まずはタルト台から作っていきます。

※ 当記事は、ミニチュアフードをご自分でお作りの方に、実際の作品の作る過程をネタに、ちょっとした(やや高度な)テクニックや道具・材料の紹介をしたいな、と思って書いています。基本的な道具や材料の使い方までは当記事ではお伝えできないので、ミニチュアフードを作ってみたい、作り方を知りたいと思っている方は、日本ミニチュアフード協会認定コース(基礎・応用)を受講されることをお勧めします。

これが過去に作ったイチゴタルトです。

これが過去に作ったイチゴタルトです。公開するのが恥ずかしいのですが...

一番の不満点はタルト台でして、パイ生地の様な質感になってしまっているのと、縁が垂直なのが要改善点だと思っています。
タルト型は、焼いた後でタルト台が型から抜ける様に縁が斜めになっているんですよね。当時はそんなこともわかっていませんでした。
後は、イチゴの切断面なんかも、全然だめですね。

ということで、まずはタルト台から作っていきます。

プラ板をサークルカッターで作っていきます。

作ろうと思うタルト台ですが、キッチン用品のサイト等を見ると、大体直径が20cm、厚みが2.5cmぐらいなので、その10分の1ぐらいのサイズで作っていきたいと覆います。

プラ板をサークルカッターで作っていきます。
タルト台の厚みを2.5mmぐらいにしたいのですが、厚みが0.5mmを超えるとサークルカッターでは切りにくいので、0.5mmのプラ板を5枚重ねようと思います。

0.5mmのプラ板を1枚だけ直径19mm、ほかの4枚を直径18mmに切り出します。
これにより、縁の部分を広下ます。

重ねて接着すると、1枚だけはみ出します。

重ねて接着すると、1枚だけはみ出します。

実際には、上の方が広がっているので、19mmの部分が上になります。

タルト台の周囲の凸凹を1mmのプラ棒で再現します。

タルト台の周囲の凸凹を1mmのプラ棒で再現します。

タルト台の縁に貼り付けるため、タミヤ社の1mmの丸棒を長さ4mm位に切って60本くらい切り出しています。

重ねて接着したプラ板の周りにエポキシパテを盛っていきます。

重ねて接着したプラ板の周りにエポキシパテを盛っていきます。

プラ板が1枚だけはみ出しているので、縁の部分に三角形に隙間ができています。

その隙間にエポキシパテを埋めて、さらに0.5mm分ぐらい盛り上がっている感じにします。
この盛り上げたエポキシパテに1mmのプラ棒を押し付けていきますので、1mmのプラ棒を押し付けたら、プラ棒とプラ板の隙間がエポキシパテでちょうど埋まる程度にエポキシパテを盛り上げています。

(下の写真は作業途中なので、まだ盛り上げ過ぎです)

盛り上がったエポキシパテにカットした1mmのプラ棒を押し付けて仮止めしていきます。

盛り上がったエポキシパテにカットした1mmのプラ棒を押し付けて仮止めしていきます。

1mmのプラ棒を押し付けてはみ出したエポキシパテはつまようじ等で取り除いておきます。

エポキシパテは、エポキシ接着剤に樹脂の粉を練り込んだものなので結構接着力が有ります。
また、硬化までに時間がかかるのですが、硬化までにかかる時間でプラ棒を奇麗に並べなおすことができます。

1mmのプラ棒の隙間を等間隔に並べていきます。

1mmのプラ棒の隙間を等間隔に並べていきます。

エポキシパテが硬化するまで時間が有るので、1本ずつ隙間を均等にしていきます。
私は狭いほう(写真では上、タルト台としては最終的には下になる部分)は1本ずつ隙間なく並べて、広いほうは、1本ずつの隙間にカッターの刃先を入れてほぼ同じ感覚になるようにしました。

調整が完了したら、エポキシパテが完全に硬化するのを待ちます。

上下を紙やすりで平らにしました。

上下を紙やすりで平らにしました。

エポキシパテだけだと、紙やすりをかけたときにポロリと取れてしまうことが有るので、削る前に隙間に瞬間強力接着剤を流し込んでます。
そして、瞬間強力接着剤が固まったら、上下面を紙やすりで削っています。

こういう感じの方ができました。少し上が開いた形になっているのが判るかと思います。

型取りのため、透明プラ板に接着しました。

型取りのため、透明プラ板に接着しました。

全体にサーフェーサーをかけた後、広い面(本来の上面)を下にして、透明プラ板に接着しました。
次回は、これを原型にブルーミックスで型取りをして、タルト台を作っていきます。

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