そば猪口もちょっとこだわって作ってみました Vol.5(くじら亭のミニチュアものづくり)

年初から記事にしてきたざるそばシリーズ、次回で完了予定です。
そのあと、何を記事にしようか思案中です。
もしリクエストがありましたら、私のInstagramにコメントください。

ということで、前回「十草(とくさ)」という模様の書き方を紹介したので、
今回はそば猪口やそば徳利、薬味皿に実際に塗装&模様を描いて完成させていきたいと思います。

※ 当記事は、ミニチュアフードをご自分でお作りの方に、実際の作品の作る過程をネタに、ちょっとした(やや高度な)テクニックや道具・材料の紹介をしたいな、と思って書いています。基本的な道具や材料の使い方までは当記事ではお伝えできないので、ミニチュアフードを作ってみたい、作り方を知りたいと思っている方は、日本ミニチュアフード協会認定コース(基礎・応用)を受講されることをお勧めします。

そば徳利も作りました。

まずは、そば徳利も作りました。

ネットで見て思ったのですが、そば徳利って比べて意外と小さいんですね。

昔私が高松に住んでいた時、近所に「わら家」という有名なうどん屋さんがあったのですが、
そこのたらいうどんのつけ出汁が巨大な徳利に入っていて、
その印象が強い成果もしれません。
もちろんざるそばは時々食べるので、そば徳利って見ているはずなのですが。

で、そば徳利の作り方ですが、ジャム瓶でも使った、タミヤ社の透明プラ材 5mmパイプ を使います。
透明プラパイプの周りに、石粉粘土を下の写真の様な形に巻き付けます。
下の写真はプラパイプを抜いた後なのですが、刺さっていると思って想像してください。
(はい、すいません。写真の撮り忘れです....)

乾く前に、プラパイプを軸に、くるくる回しながら加工すると、きれいな形が作りやすいです。

そして、完全に乾いたら、プラパイプを抜き取ります。
プラパイプは表面がつるつるしているので、石粉粘土が乾いたら抜くことができます。

抜いた状態が下の写真です。この後、口の部分をやすりで薄く仕上げておきます。
並行で、薬味皿も作っておきます。

まずは白にほんの少し青を混ぜたもので塗ります。

食器類ができたら、全体を白で塗ります。
十草の場合、生地自体はわずかに青みがかっているのが私は好きなので、白にほんの少しだけ青を混ぜました。

粘土が薄いので、絵の具で塗る場合には、何回かに分けて塗るようにしてください。
絵の具の水分で粘土が柔らかくなるので、塗っては乾かしての繰り返しです。

今回私は、水分の影響を受けないようにタミヤカラーをエアブラシで吹き付けました。

なお、タミヤカラーで塗った場合、表面がツルっとして鉛筆でガイド線を書きにくくなります。
その場合には、2000番ぐらいの紙やすりで表面を荒らす(撫ぜる感じで)と鉛筆で書けるようになります。
この時、表面だけを荒らすようにして下さいね。削りすぎて下の生地が出ないように注意ください。

そして十草の模様を入れました。

そして、前回紹介した方法で十草の模様を入れました。

手書き感を出したつもりなのですが、ちょっと、ぷるぷるしすぎているかも。
このあたりは手書きの限界(私の能力の限界)です。

薬味皿の模様のガイドラインは、こんな感じで入れました。

薬味皿の模様は内側につけました。

前回の記事では、外側にかぶせたのですが、内側にガイド線をつけるため、
下の写真の様に裏向きにしています。

そこの部分は薬味を入れるとほとんど見えなくなるのですが、
縁の部分は見えるのでその部分を中心に入れています。

最後にニスを塗りました。

最後にニスを塗りました。

これは、以前お皿を作った時と同じく、薄めた水性ニスを3~4回ぐらいに分けて塗ってあります。

薬味皿にネギやワサビをのせました。

ネギやワサビを作って、薬味皿にのせました。

作り方自体は、日本ミニチュアフード協会認定コース(基礎・応用)で習う方法ですので、ここでは記述しません。

なお、私は大阪人ですので、関西風に細ネギにしました。

ネギやワサビの彩色は、ターナー社のアクリルガッシュ ジャパネスクカラーを使いました。
専用色(ネギ色っていう絵具が有ったら買いますよね!)を使ったかのように、良い色に仕上がっていると思いませんか。

詳細は次の写真で説明しますね。

ネギやワサビには、ジャパネスクカラーを使いました。

ネギやワサビといった和食向けの野菜を彩色するときって困りませんか。

絵具のセットに入っている通常の緑(ビリジアンとか)だと色合いがちょっと違うので、
調整しようと黒や白、黄色や白を混ぜているうちに訳が分からなくなることってありません?
以前は、私はしょっちゅうそんなことを経験していました。

この問題、ターナー社のアクリルガッシュ ジャパネスクカラーという絵具で結構解決しました。
この絵具は、伝統的な日本の色を再現した絵具なんですが、これが、野菜の色と結構相性が良いです。
伝統的な和の色って自然な色なんだろうなぁ、と勝手に考えてますが。

写真は左から、若芽色、若草色、松葉色 という植物の名前がついているのですが、
それぞれネギの白い部分、ワサビ、ネギの緑の部分にピッタリなんです。

※2021.06.02 追記 ワサビ、ネギは若草色、松葉色 をベースに、少しだけ他の色を混ぜて調整しています。

ネギやワサビの色でお悩みの方は一度お試しください。

今回の記事はここまでです。
次回は「お箸」と「お盆」を作って完成させます。

そのあとは、Instagramでコメントお待ちしております。